意見してはみたものの

F. Gross, "Relativistic Quantum Mechanics and Field Theory," Wiley-Interscience, (1999) を教えてもらって 9.6 節(p.257)を軽く読んで自分で軽く計算してみたら摂動の最低次の効果 + 非相対論極限でクーロンポテンシャルが出てくることを確認*1。Feynman ダイヤグラムの物理的解釈を使うと、まさに光子 1 個を交換した影響がクーロンポテンシャルになるってことか…。あー、そういやぁ『1 粒子交換ポテンシャル』なんて良く言うもんなー。思い出して来た気がする…。

ってことは…やっぱ…光子 1 個を交換する事によって…ってのが一番適切な気がして来た…。(摂動的な描像が正しい模型だから尚のことかな)

でも、ブルーバックス的な説明は(俺には)どーにもならん気が…少なくともある近似で計算するとクーロン力(を導き出すポテンシャル)が出てきて、それに物理的解釈を付けようとすると『光子 1 個を交換』になっちゃうからな…。さらにそれにより深いところから説明を付けるなんて…。

結局ダメダメじゃん>俺

でも、光子を交換した効果と言っても全ての波数・偏極について足し合わせた効果ってとこが重要だから、やっぱ観測では検証できないんじゃないでしょうかねー。(と悪あがく俺)

*1:実際そこに出ている例は QED じゃなくて 3 乗の形で自己相互作用するボーズ場なので、光子に関する話しに焼き直す必要あり。と言っても単にグリーン関数を光子のそれにするだけだけどさ。